多摩マイライフ包括支援協議会の渥美京子です。
賛助会員さん紹介の5回目は、多摩市落合商店街で「おばた薬局落合団地店」を開いている小畑行央さん(専務取締役、管理薬剤師)にお話をうかがいました。


コロナの時代だからこそ
地域に根差したファミリー薬局として
安心と信頼を醸成していきたい

小畑ファミリー薬局は、父が1975年に八王子市で創業しました。多摩市落合に店を出したのは5年前のことです。(同じく賛助会員である丘の上薬局・代表取締役の)戸塚さんからの紹介で、多摩市に出店しました。


この地域には深谷内科や渡辺クリニックなどがあります。高齢の方が多いのが特徴ですね。このため、接し方には気をつけています。薬の処方だけでなく、健康を含めて考えたときに、「何がその方にとって必要か」を常に意識します。健康相談にのり、アドバイスすることも少なくありません。
例えば、健康食品との飲み合わせのアドバイス、膝が痛いという方へのアドバイスなど。コロナのために家にひきこもって運動不足になっている方が多いです。室内で簡単にできるストレッチや軽い筋トレなどもお教えしています。体力・筋力を落とさないことは何より大切です。
また、当店に来ていただいて会話をする場所、ほっとできる地域の居場所になれるよう目指しています。

駅前のクリニックを受診した方が、処方箋をもっていらっしゃるケースもあります。「薬は地元の薬局で」と少しずつこの地域で信頼感が広がっているように感じます。
店内にはOTC(ドラックストア的な物販)もそろえています。広いお店ではないので品数には限界もありますが、地域のみなさんが必要とされているものをできるだけおくようにしています。これは、開店当初からです。マスクや介護用品のニーズは高いですね。

2020年に始まったコロナ。マスク不足のときは、グループで仕入れて対応しました。クリニックの患者が激減して、処方箋の枚数が減ったこともあります。一方、駅前の混雑を避けるため、地元の薬局にお見えになる患者さんもいました。昨年10月頃には落ち着きを取り戻しました。

私自身は八王子市で生まれました。父と母は薬剤師です。中学では野球部、高校では水泳部に入っていました。趣味はスポーツ鑑賞です。妻とは薬科大学の同級生です。25歳で結婚しました。娘が2人います。上は中学3年生、下は幼稚園年長。妻は子育てと仕事を両立しながら、二人で店を守っています。

多摩市は遊歩道のある自然豊かな環境が魅力ですね。お祭りやイベントなども充実しており地域力があると感じています。今はコロナでいろいろな行事が中断されていますが、これをマイナスと受け止めず、みなさんが地域に戻ってくるチャンスと受け止めたいですね。こんな時代だからこそ、地域のみなさんのきれいな健康を応援する薬局として、精力的に取り組んでいきたいと思っています。


有限会社小畑ファミリー薬局
〒206-0033
東京都多摩市落合4-8-1-104
TEL 042-338-5900